ガラスがバリバリと…千葉突風から一夜
6日夜、千葉市で竜巻とみられる突風が発生し、住宅の屋根が飛ぶなどの被害が相次ぎ、3人が軽いケガをした。
突風被害があった千葉市中央区では7日、朝から住民らが飛び散った屋根瓦などの片付け作業に追われている。住宅のほうに目をやると突風で窓ガラスは粉々に割れ、外壁や屋根の一部も吹き飛ばされたままの状態。ベランダの柵が風の勢いでねじ曲げられているほか、屋根には大きな穴が開いた住宅もあるなど、被害の深刻さがうかがえる。
千葉県によると、6日午後9時半すぎ、千葉市中央区や鎌ケ谷市などで激しい突風が発生し、これまでのところ、計78棟の建物に被害が確認されたほか、計3人が強風で転倒するなど軽いケガをしたという。一夜明け、住民たちは屋根の上にのぼってブルーシートをかけたり、道路に散乱したがれきを片付けたりするなどしていた。
被害を受けた住民「ぶわっとすごい音がして、あっという間だったんですけど。ガラスがバリバリバリと割れる音と。まさか自分のところがと今までそんなふうに思っていたので、自分のところが被害に遭うとは」
また、6日午後9時40分ごろには、JR外房線の電車で蘇我駅に到着する際、突風で複数の窓ガラスが割れた。約100人の乗客にケガはないという。
銚子(ちょうし)地方気象台は、このあと、各地に職員を派遣して、突風が竜巻だったかどうかなど詳しく調べることにしている。