原発の新たな規制基準のもと、全国で初めて再稼働した鹿児島県の川内原発１号機は１０日、全ての検査が終了し、営業運転を再開した。

　原子力規制委員会は１０日の最終検査で、原子炉などの温度や圧力に異常がないことを確認。九州電力に対し、全ての検査を終えたことを示す終了証や合格証を交付した。これを受け、川内原発１号機は午後４時に、営業運転を再開。国内の原発で営業運転が再開したのはおよそ２年ぶり。

　九州電力は２号機についても、１１日から原子炉に核燃料を入れる作業を始め、１０月中旬にも再稼働させる計画。