再稼働に向けた検査が進む鹿児島県の川内原発１号機で７日、原子炉の冷却水を循環させるポンプ周辺の振動計が異常な数値を示す不具合があった。

　部品を交換したところ不具合は解消され、再稼働への工程に影響はないという。九州電力によると、不具合があったのは川内原発１号機の原子炉の冷却水を循環させているポンプの軸の振動計。７日の点検で振動計の数値が低下しているのが見つかった。九州電力が調べたところ、振動を検出する機器の接続部分に原因があることが分かったため、ケーブルなどを交換したところ、振動計の示す数値が正常になったという。

　九州電力は来週１１日の再稼働を目指しているが、今回の不具合による再稼働の工程に影響はないとしている。