数百人が残る茨城・常総市役所から中継
広い範囲に大きな被害をもたらした雨だが今も浸水し孤立している場所がある。数百人が取り残されている茨城・常総市役所から越部憲洋記者が中継。
こちらには10日夜の時点で避難してきた市民や市の職員など約1000人がいたが、上流側から流れてきた泥水で車のボンネットまで完全につかってしまうくらいに水かさが増し、孤立した状態になった。11日午後4時頃から自衛隊や市などによりボートが用意され、希望する人は、水がきていない場所まで乗って外に出ることができるようになった。私が見ただけでもボートで100人以上が市役所を後にした。
一方で、ここにはまだ数百人が残っているが、停電で自由に電気が使えず、夜になると建物の中は真っ暗で携帯電話なども充電できない。
また、断水も起きていて、トイレの水を流すことも、手を洗うこともできずに、不便な生活を強いられているが、電気も水道も復旧のメドはたっていないという。