鬼怒川決壊から1週間…小学校で授業再開
関東と東北の記録的な大雨で、茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊してから16日で7日目となった。市内の小学校ではこの日から学校が再開された。
常総市新石下にある石下小学校では16日から学校が再開された。しかし、学校への通学路は依然として固まった泥で覆われていて、災害の爪痕が残っている。
16日、石下小学校では授業が再開され、全校児童485人のうち417人が登校した。マスクを身につけて登校していた児童が目立った。また、ランドセルや靴を流されたため、代わりにサンダルにリュックサックを背負い登校した児童もいた。
学校によると、被災当時は電気も水も通っていなかった。しかし、学校の職員が毎日準備を行い、16日、授業を再開することができたという。
また、鬼怒川の堤防が決壊した現場は16日、仮復旧の工事がほぼ終わり、決壊前の高さに修復された。国土交通省は今後も補強工事を続けるという。
また、常総市内全域の停電も16日中に解消する見通しで、災害の爪痕が残る一方で復興への歩みも少しずつ進んでいる。