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建設現場事故 責任巡り避難民らが怒りの声

2015年9月16日 17:53
建設現場事故 責任巡り避難民らが怒りの声

 14日、鹿児島市内のマンション建設現場で、斜面が崩落する事故が起きた。この事故の責任を巡り、住民から怒りの声が上がっている。

 14日午前、鹿児島市皷川町のマンション建設現場で、のり面が崩落する事故が起きた。のり面は、高さ20メートル、幅30メートルにわたって崩れ、現場で作業をしていた60代の地権者の男性がケガをした。新たな土砂の流入を防ぐため、現場には重さ1トンの土のう200個が積み上げられた。

 16日午後4時現在、5世帯6人が避難していていて、15日夜は避難している住民を対象に説明会が開かれた。県によると、現場は「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されている民有地で、地権者の男性は、県の許可を取った上で4月頃から掘削作業にあたっていたという。

 鹿児島地域振興局建設課・泊孝次総務課長「どういう条件をつけて許可をしたのか全然見えないということで、もう1回きちん整理して、次回説明してほしいと(要望があった)」「マンション建築確認は鹿児島市が許可している。こちらからは何とも言えない」

 避難している住民「どこに責任があるのか?はっきりさせてもらいたい。いつ家に帰れるのか?どういう工事をするのか?工事がいつまでかかるのかを早く説明してほしい」

 この他、住民からは「当面の生活費として一時金を支給してほしい」といった要望もあったという。県は18日にも説明会を開き、住民からの要望や質問に回答したいとしている。

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