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“処分場”説明会で反対意見相次ぐ 栃木

2015年6月22日 23:09

 福島第一原発事故で発生した放射性物質を含む栃木県内の「指定廃棄物」の処分場を建設する計画をめぐり、環境省が2回目の説明会を行った。

 栃木県内の「指定廃棄物」については、環境省が去年7月、塩谷町にある国有地を、栃木県内に新たに1か所造る処分場の建設候補地として提示している。

 環境省は22日、宇都宮市で先月に続き2回目の説明会を開き、処分場の必要性や安全性などについて、説明した。この説明会には栃木県内の約130人が参加したが、参加者からは、県内に処分場を造ることに反対する意見が相次いだ。

 一方、会場の外では塩谷町の住民約100人が、ビラを配ったりするなどして、改めて反対の姿勢を示した。

 環境省は塩谷町でも住民説明会を行いたい考えだが、塩谷町は処分場建設の受け入れにつながるとして、環境省の説明自体を拒否しており、先行きは不透明なまま。