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五穀豊穣祈り…奄美で400年以上続く祭り

2015年9月17日 15:59
五穀豊穣祈り…奄美で400年以上続く祭り

 鹿児島県奄美大島の龍郷町で、五穀豊穣(ほうじょう)を願う伝統行事「ショチョガマ」が行われた。

 国の重要無形民俗文化財にも指定されている「ショチョガマ」は、龍郷町に400年以上前から伝わる、五穀豊穣を祈る祭り。

 祭りには、子どもから大人まで約80人の男衆が、「ショチョガマ」と呼ばれるわらぶき小屋に乗り、声を掛けながら小屋を大きく揺らしていく。揺さぶられるショチョガマは、たわわに実った稲穂が揺れるさまを表すと言われている。

 秋名アラセツ行事保存会・窪田圭喜会長は「今年は田んぼの稲も豊作だった。これで来年も間違いなく豊作だと思う」と話した。

 倒れたショチョガマの上では、男衆が八月踊りを踊り、今年の収穫への感謝と、来年の豊作を祈った。