2024年10月、東京・伊豆大島の砂浜で白骨化した女性の遺体の一部が見つかり、警視庁が女性の元交際相手の畳店社長の男（45）が遺体を損壊し、遺棄した疑いが強まったとして、男を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。

捜査関係者によりますと、2024年10月下旬、東京・伊豆大島の「砂の浜」で白骨化した女性の遺体の一部が見つかりました。

現場の状況などから、警視庁は女性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて身元の特定を進めていましたが、その後、遺体は伊豆大島の飲食店で働いていた高瀬静香さん（37）と確認されたということです。

高瀬さんは、2024年9月ごろから行方が分からなくなっていて、警視庁が交友関係などの捜査を続けた結果、高瀬さんの遺体を損壊し、遺棄した疑いが強まったとして、元交際相手で伊豆大島の畳店社長、柳瀬宗達容疑者（45）を逮捕しました。

捜査関係者によりますと、2人は不倫関係にあったとみられ、高瀬さんは行方がわからなくなる直前に職場の同僚に対して「大島の彼氏のところに行く」と伝えていたということです。

2人の関係を巡っては、これまでに2回、警視庁に相談があり、高瀬さんは2023年に伊豆大島を離れていたということです。

警視庁は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、高瀬さんが死亡した経緯についても詳しく調べる方針です。