北海道~関東の太平洋沿岸に津波が到達
南米のチリ沖で起きた巨大地震で18日、これまでに北海道から関東までの太平洋沿岸に津波が到達し、岩手県の久慈市で70センチの津波を観測した。気象庁は、北海道から沖縄までの太平洋側に津波注意報を出して海に近づかないように呼びかけている。
気象庁の観測によるとこれまでに岩手県久慈港で70センチ、北海道えりも町庶野で40センチの津波を観測するなど、北海道から関東地方の広い範囲に津波が到達している。
気象庁は今後も最大で1メートルの津波が予想されるとして北海道から沖縄までの太平洋側に引き続き津波注意報を発表している。
日本から離れた場所で起きた地震による津波の場合、第1波より後から来る波が高くなる特徴があるほか、長時間にわたって繰り返し津波が押し寄せることがある。気象庁は津波注意報が発表されている間は、海や川の河口に近づかないように注意を呼びかけている。