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北海道~四国の太平洋沿岸に津波が到達

2015年9月18日 10:21

 南米のチリ沖で起きた巨大地震で18日、これまでに北海道から四国までの太平洋沿岸に津波が到達し、岩手県の久慈市で80センチの津波を観測した。気象庁は、北海道から沖縄までの太平洋側に津波注意報を出して、海に近づかないように呼びかけている。

 気象庁の観測によると、これまでに岩手県久慈港で80センチ、北海道えりも町庶野で40センチの津波を観測するなど、北海道から四国地方の広い範囲に津波が到達している。気象庁は今後も最大で1メートルの津波が予想されるとして、北海道から沖縄までの太平洋側に、引き続き津波注意報を発表している。

 日本から離れた場所で起きた地震による津波の場合、第1波より後から来る波が高くなる特徴があり、実際に今も潮位が上昇している場所もある。気象庁は18日午前10時から記者会見を開き、今後の見通しなどについて説明していて、津波注意報が発表されている間は海や川の河口に近づかないように注意を呼びかけている。