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今だけの感動を…弘前城で「曳屋ウイーク」

2015年9月20日 21:48
今だけの感動を…弘前城で「曳屋ウイーク」

 青森・弘前市にある弘前城で石垣の修理に伴って城を移動させる「曳屋」が行われている。20日から天守を一般の人に曳いてもらう「曳屋ウイーク」が始まった。

 弘前城本丸では「曳初式」が行われ、弘前市の葛西市長が「人や街が未来に向けて動き始めるきっかけになります」と述べ、「曳屋ウイーク」の幕を開けた。

 「曳屋ウイーク」の目玉となる曳屋体験では、4本の綱を取り付けた重さ400トンの天守を1回あたり100人が曳いていく。参加したのは、ふるさと納税で弘前城の石垣修理を応援している「一口城主」たち500人で、掛け声を合わせて綱を引いた。天守はちょっとずつ動き出し、参加した人たちは1回あたりの目標15センチを進めて、20日だけで75センチ動かすことができた。

 弘前市・葛西憲之市長「1週間にわたって行われるわけでありますが、4000人の皆さんに今しかできない感動体験を味わっていただきたい」

 「曳屋ウイーク」は今月27日まで続く。