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弘前城“天守”動く 石垣改修で「曳屋」

2015年9月3日 21:42
弘前城“天守”動く 石垣改修で「曳屋」

 桜で有名な青森県の弘前城。1897年以来となる石垣改修に伴う「曳屋(ひきや)」の作業が3日から本格化し、重さ400トンの天守が動き出した。

 弘前城の「曳屋」は3日の午前9時から、重さ400トンの天守を移動させる作業に入った。業者の人たちが油圧ジャッキを遠隔操作し、レールの上にのせられた天守を慎重に移動させていった。

 本丸には、市民や観光客などが大勢詰めかけ、作業の様子を見守っていた。天守は午前中の2時間半で2メートル60センチ動いた。

 曳屋は、弘前城の石垣改修に伴うもので、1897年以来2度目の大事業。天守は来月下旬までに今の場所から79メートル動かす。まずは、2日間で22メートル移動させる予定。3日は午後5時までに5メートル85センチ動いた。

 今月20日から27日までは、一般の人にも天守を曳いてもらう「曳屋ウィーク」が行われる。

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