警察庁長官「可能な限りの教訓を」熊谷殺害
全国の警察の捜査幹部が刑事警察の課題を話し合う会議が都内で開かれ、警察庁トップの金高長官は、埼玉県熊谷市で発生した連続殺人事件から可能な限りの教訓を引き出すよう訓示した。
金高長官「連続犯の恐れのある凶悪事件につきましては、発生直後から徹底した防犯活動により続発を防ぎつつ、さらなる被害が生じる前に、検挙の力でこれを止めなければなりません」
会議には、全国の警察から捜査一課長や暴力団対策課長など捜査幹部が集まり、冒頭、警察庁の金高長官は、熊谷市で6人が殺害されてペルー人の男に逮捕状が出ている事件に言及し、今回の事件から可能な限りの教訓を引き出し、検挙力を強化するように訓示した。
また、傘下組織の一部が離脱した指定暴力団「山口組」についても、対立抗争に一般人が巻き込まれることのないように、情報収集と警戒強化などの措置を講じ、弱体化、壊滅に向けた取り組みを強化するよう改めて指示した。