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下村文科相、JSCの業務を査定 最低評価

2015年9月29日 21:48

 下村文部科学相は、JSC(=日本スポーツ振興センター)の昨年度の業務を査定し、最低評価にあたるD評定を下した。

 この評価作業は、独立行政法人の業務に対して主管する大臣が行うもので、項目別の評価と総合評価の2つについて、「S」「A」「B」「C」「D」の5段階で評価をする。

 JSCの項目別の評価については、22項目あったが、このうち「広報の充実」「経費の抑制」「組織及び定員配置の見直し」「内部統制の強化」「施設及び設備に関する計画」の5つが最低ランクのD評定だった。

 また、総合評価についても、新国立競技場の整備計画について、検証委員会から指摘された問題点が多数あり、白紙撤回に至ったことは社会的影響が大きいとして、最低評価のD評定としている。

 この最低評価については、今回評価を受けた文部科学省主管の24法人の中ではJSCだけ。さらに、文科省と総務省によると、独立行政法人が制定された2001年以降、総合評価で最低評価を取ったのは、JSCが初めてのこと。

 下村文部科学相はこの結果について、JSCに抜本的な改善を求めた上で、検証委員会の指摘を生かし、新国立競技場の整備を着実に進めてほしいとしている。

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