新国立競技場の検証委 建設予定地を視察
白紙撤回された新国立競技場の建設費が膨らんだ原因や責任を検証する第三者委員会は4日、建設予定地を視察し、JSC(=日本スポーツ振興センター)から事情を聞いた。
検証委員会のメンバーらは建設予定地を視察し、ザハ・ハディド氏の案で象徴的だった「キールアーチ」が建設された場合、どれくらいの大きさになったのか確認していた。
柏木昇委員長は「370メートルのスパンの『キールアーチ』いかに巨大なものであるか、現場をみて実感しました」と述べた。
またメンバーの元陸上選手、為末大さんは「どなたかに聞けばだいたい全容がわかるということがない」とリーダーが不在だったと指摘した。検証委員会は今月中旬をめどに中間報告書をまとめる方針。