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新国立 白紙撤回は見直すべき~ザハ氏

2015年8月26日 15:39
新国立 白紙撤回は見直すべき~ザハ氏

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の整備計画をめぐり、当初の案を担当したイギリスのデザイン事務所が25日、「白紙撤回は見直すべきだ」などと訴えるビデオメッセージを公開した。

 当初案を提案したザハ・ハディド氏「東京にとって非常に重要なプロジェクトです。(スタジアムは)オリンピックの後も長きにわたって使われるものなのです」

 ビデオメッセージは23分間で、日本語のナレーションがついている。ザハ・ハディド氏は、新国立競技場のデザインを最初からやり直すことはさらに大きなリスクを招くことになると指摘し、建設計画の白紙撤回を見直すよう訴えた。また、ザハ氏は費用がかさむ要因と指摘された「キールアーチ」は残したまま、座席の空調などそのほかの設備を見直すことで、費用削減は可能だとしている。

 一方で、建設費が高騰したのは施工業者の選定において、日本の閉鎖的な入札制度が原因であると批判した。

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