手伝う用意ある~ザハ氏事務所、首相に書簡
新国立競技場のデザインを担当した女性建築家の事務所が28日、NNNの取材に答え、計画の見直しを手伝う用意があると安倍首相に伝えたことを明らかにした。
イラク出身の建築家、ザハ・ハディド氏の事務所の担当者は、コストがかさんだ理由はデザインではなく、十分な競争原理が働かない形で建設会社を選んだためなどと主張した。その上で安倍首相に対し、ザハ氏の建設計画をもとにさらにコストを削減することは可能だ、などとした書簡を送ったことを明らかにした。
ザハ氏の事務所担当者「安倍首相が予算削減を求めて計画白紙を決めたのなら、我々と建設会社の提案を聞く方が(一からやり直すよりも)安全だ」
一方で、白紙撤回に伴う損害賠償の請求など法的手段については「選択肢としては考えられるが現段階では優先事項ではない」としている。