ザハ氏事務所 変更で「間に合わなくなる」
建設計画の見直しが検討されている新国立競技場をめぐり、設計を担当した建築事務所は16日、大幅に設計を変更すれば建設は「間に合わなくなる恐れがある」との見通しを示した。
イギリス・ロンドンにある建築家ザハ・ハディド氏の事務所の担当者は、設計の大幅変更は工事の開始が1年遅れることにつながると指摘した。
新国立競技場を設計したプロジェクト責任者「大幅な設計変更を行うとラグビーワールドカップどころか、オリンピックも間に合うか危うくなる」
また、屋根の建設費が高いとの批判については、費用がかかるのは主に観客席や基礎部分などの工事だと反論した。これまでのところ、日本側から設計変更の話は聞いていないとしているが、計画の変更は契約違反にあたるとして、現時点では変更することは考えていないとの認識を示した。