ザハ氏事務所が新たな声明 槇氏提案に反論
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新国立競技場の整備計画を巡り、建築家の槇文彦氏がコンパクトな競技場を提案した件で、白紙撤回された当初の案を担当したイギリスのデザイン事務所が7日、反論する声明を出した。
槇氏は計画が白紙撤回される前から8万人収容の観客席は巨大すぎると主張しており、6日に遠藤オリンピック・パラリンピック担当相に対し、コンパクトな競技場にすべきと提案した。これについてザハ・ハディド氏のデザイン事務所は7日、声明を発表し、8万人規模のスタジアムは日本側の要求だったと主張。初期段階では小さなスタジアムを検討していたと明らかにした。また、槇氏の提案については、「彼の望みを示しているにすぎない」と反論し、座席数を削減するなど新たな案を提案できると改めて訴えた。