新国立競技場 建築家らが簡略化案を提言
新国立競技場の建設計画をめぐり、建築家の槇文彦氏らのグループが、現在の案を簡略化して費用を抑える案を提言した。
現在の新国立競技場の案では「キールアーチ構造」という天井部分を支える低いアーチ状の梁(はり)の構造で、これが工期が遅れ建設費がかさむ原因と指摘している。
槇氏らは、この構造をやめ、屋根は客席部分のみを覆う形とすることを提案した。これで建設費を抑え、工期を短くできるとしている。
グループでは「時間的に見て最後のチャンス」として、日本スポーツ振興センターなどに計画の見直しを求めている。