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梶田教授“恩師とニュートリノ”に感謝

2015年10月7日 5:16
梶田教授“恩師とニュートリノ”に感謝

 ノーベル物理学賞の受賞が決まった東京大学の梶田隆章教授は6日夜の会見で、「恩師」と「ニュートリノ」に感謝したいと話した。

 梶田隆章教授「この研究というのは、何かすぐに役立つというものではなくて、本当にいい言葉で言えば、人類の知の地平線を拡大するような、そういう研究を研究者個人の好奇心に従ってやるような分野だと思います」「(Q:梶田教授が感謝をしたい相手はどなたでしょうか?)もちろんニュートリノに感謝をしたい」「この研究を進めるうえで私にとって重要だったのは、小柴先生、戸塚先生のお二方ですね」

 小柴昌俊・東大特別栄誉教授「自分の教え子がそういう賞をもらったんだから良かったですよ」「(Q:群を抜いて優秀な教え子だった?)梶田が?特にそうも思わないけど」

 梶田教授の妻・美智子さん「(夫が)『ノーベル賞頂いたよ』って言ったので、『びっくりだね』『おめでとうございます』と言いました。あまり感情を出す人ではないので、うれしかったと思います」

 梶田隆章教授は、埼玉県生まれの56歳。素粒子の一種であるニュートリノに質量があることを証明した。5日には北里大学の大村智特別栄誉教授が生理学・医学賞に選ばれていて、日本のノーベル賞受賞者は24人目。