梶田教授が改めて喜び語る 大村教授も祝福
素粒子の一種ニュートリノに質量があることを証明したとして、今年のノーベル物理学賞の受賞が決まった東京大学の梶田隆章教授が一夜明けた7日朝、改めて受賞の喜びを語った。
梶田教授は、朝から各社の取材に対応するため、7日午前6時半すぎ、東京大学に姿を見せ、「少し冷静になって本当なのかなと。ちょっと不思議な感覚を持ってます」と話した。
梶田教授はまた、ニュートリノ研究で恩師の小柴昌俊東大特別栄誉教授について、「小柴先生に直接お会いして、本当に小柴先生のおかげで取れたような感覚を持ってますので、お礼がしたいと思っています」と述べた。
一方、5日、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった北里大学の大村智特別栄誉教授も7日朝、「梶田先生おめでとうございます。非常にすばらしい研究者と同じ時期に受賞できたことを光栄に思います」と梶田教授への祝福の言葉を述べた。また、「ニュートリノの分野で誰かが受賞すると思っていた」と声を弾ませていた。