インフル感染予防でスプレー型ワクチン開発
インフルエンザウイルスの感染を防ぐ、日本で初めてのスプレー型のワクチンが開発され、今月末にも治験が始まることがわかった。
国立感染症研究所などが開発したこのワクチンは、鼻やのどなどの粘膜に向かって一吹きするスプレー型で、これまでの注射するワクチンとは違ってほとんど痛みはない。
また、注射型のワクチンは、感染した後の発症や重症化を予防するものだったが、スプレー型は、ウイルスへの感染そのものを防ぐという。
さらに、動物実験などの結果、変異した新しいウイルスにも効果があると確認され、幅広いインフルエンザウイルスへの効果が期待されている。
国立感染症研究所などは、今月末から治験を行って安全性と効果を確認し、4、5年後には、一般的に接種できるようにしたいとしている。