育児を積極的に行う男性いわゆる「イクメン」を増やそうと、厚生労働省は１９日、東京・中央区で「イクメン企業アワード２０１５」の表彰式を開き、男性が仕事と育児の両立に熱心に取り組んでいる企業などを表彰した。

　応募した６２社の中から、イクメンを応援する企業としてグランプリを受賞したのは、群馬県で介護施設などを運営する社会福祉法人・桔梗会と、大同生命保険株式会社の２社。男性社員の育児休業取得率が日本全体で２．３％にとどまる中、この２社は、１００％である点などが評価された。

　挨拶した塩崎厚生労働相は、企業が長時間労働を改善し仕事と家庭生活との両立を進めれば、優秀な人材確保につながって企業のメリットにもなるとして、企業の経営戦略の一環として、両立支援に取り組むよう呼びかけた。