「児童扶養手当」増額へ ネットで署名活動
ひとり親世帯などに支給されている「児童扶養手当」を増やすよう求める署名活動を、子育て支援のNPOなどが行うことになった。
会見したのは、ひとり親世帯を支援するNPOや教育の分野で活動する乙武洋匡さんら。会見では、母親1人の家庭は長時間働けない事情などから、平均年収は約220万円で、子どもが進学やスポーツなどをあきらめる実態があるとして、「児童扶養手当」の増額を訴えた。
児童扶養手当は収入に応じて、ひと月に最高で4万2000円だが、現状、2人目の子どもは5000円、3人目以降は3000円のため、2人目以降を1万円にしてほしいと求めた。
会見したNPOは、11月末まで「change.org」というインターネットサイトで署名活動を行うと発表し、「子どもの貧困」への対策を掲げている政府に署名を提出し、増額を実現したいとしている。