民間団体“子供の貧困”対策へ予算増額訴え
来月下旬、各省庁が来年度の予算を要求するのを前に、29日、民間団体が会見し、児童扶養手当の増額など、子どもの貧困に取り組むための予算を増やすよう訴えた。
29日に会見したのは、所得が低い家庭の子どもを支援している団体やあしなが育英会などで作る「子どもの貧困対策センターあすのば」。国会では、「子どもの貧困対策法」が2年前に成立し、政府には対策が求められているが、この団体は、ひとり親家庭の子どもに支給される児童扶養手当の増額や、低所得世帯に対する保育園利用料の無償化や大学の授業料減免制度の大幅拡充などを提言した。
また、この団体は、子どもの意見を反映した政策を考えるため、来月28日から2泊3日の合宿を行うと発表した。参加は無料で、ひとり親家庭や児童養護施設で育った人や学習支援のボランティア経験者ら、中学生以上の若者に参加を呼びかけている。
■合宿の問い合わせ先「一般社団法人あすのば」
電話:050-3740-2889
Eメール:info@usnova.org