天皇皇后両陛下、稚魚の育成施設を視察
富山県を訪問中の天皇皇后両陛下は26日、ヒラメなどの稚魚を育成する水産施設を視察された。
天皇皇后両陛下は、「全国豊かな海づくり大会」に出席するため、3日間の日程で富山県を訪問されている。最終日の26日は、富山・滑川市の滑川栽培漁業センターで、ヒラメなどの稚魚を育てる様子を視察された。
富山県では、稚魚を保護して育成し、海に放流するという「栽培漁業」の研究開発を進めている。両陛下は、説明を聞きながら、ヒラメの稚魚へのエサやり作業や4時間前に生まれたばかりという小さいアワビなどを熱心にご覧になっていた。
また、ノドグロは、口の中が黒いことからそう呼ばれると聞いた皇后さまは、稚魚の口の中をのぞき込み、「まあ、本当にまっくろ」と感心したように話されていた。