両陛下「全国豊かな海づくり大会」に 富山
富山県を訪問中の天皇皇后両陛下は25日、「第35回 全国豊かな海づくり大会」に出席された。
「海づくり大会」は水産資源や環境保全に対する意識を高めることを目的としたもので、天皇皇后両陛下は第1回大会から毎年出席されている。
35回目の今年は、「海と森つながる未来命の輪」をテーマとして、富山県射水市の、立山連峰を望む富山湾にある公園で行われた。両陛下は、船の上で舞う、海の安全と豊漁を祈る伝統の踊り「ボンボコ舞」や漁船のパレードを見て笑顔で手を振り、拍手を送られていた。その後、両陛下は「ヒラメ」の稚魚と高級魚といわれる「キジハタ」の稚魚を、それぞれ放流し、海に流れこむ様子をのぞき込むようにして見届けられていた。
26日に両陛下はヒラメやノドグロの稚魚の育成を行っている水産施設を視察し、帰京される予定になっている。