天皇皇后両陛下、国連大学で院生らと懇談
天皇皇后両陛下は、国連大学本部でアジア・アフリカ出身の大学院生22人と懇談し、フィリピン出身の学生に来年の訪問が「楽しみ」と述べられた。
30日午後、天皇皇后両陛下は、東京・渋谷区の国際連合大学本部を訪問された。訪問は1975年に創設された国連大学が今年40周年を迎えたことを記念するもので、両陛下にとっては3回目となる。
両陛下は、アジアやアフリカ各国出身の大学院生22人との懇談会に臨み、それぞれの出身国のことや研究分野について聞かれた。天皇陛下は、ネパールの学生には今年4月の大地震の被害について気遣い、「気候変動」について研究しているブータンの学生には気温上昇の影響などについて尋ねられていた。
また、両陛下はフィリピン出身の学生に対して、「来年2度目の訪問をする予定です」と来年1月下旬から2月上旬に検討されているフィリピン公式訪問について触れ、皇后さまは「楽しみにしています」と述べられたという。