マイナンバー 配達員が留守宅のサイン偽装
先月からマイナンバーの番号通知カードの配達が始まったが、石川県内の郵便局の男性配達員が住人が留守中にもかかわらず、配達証の受け取り欄にサインを書き込み郵便受けに勝手に届けていたことがわかった。
サインの偽装を行ったのは石川県の珠洲郵便局の男性配達員。日本郵便北陸支社によると、この男性配達員は5日、80通分の番号通知カードの配達を担当し、55通配った。このうち、留守だった21通分について、宛名を見て自分で配達証に住人の名前を書き込み、郵便局側には配達が完了したと報告していた。
その後、留守中に簡易書留が配達されていたことを不審に思った住人が郵便局に問い合わせ、偽装が発覚したという。男性配達員は「配達率を上げたかった」とサインの偽装を認めているという。
通知カードを発送した珠洲市は、希望者には再交付の手続きを取るとしている。