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杭工事データ流用 東京・港区の2施設判明

2015年11月9日 20:03

 旭化成建材による杭(くい)工事データ流用問題で新たに東京・港区の保育園など2件でデータ流用が見つかった。

 港区では、過去10年間に区が発注した施設工事の調査を進めていたが、港区立高輪保育園などが入る複合施設と、みなと保健所の2件で、杭を支持層に固定するためのセメント量のデータに流用が見つかった。

 データの流用があったのは、高輪保育園の入る建物で62本中1本、みなと保健所で66本中2本。区は、それぞれの施設について、施工当時の現場立ち会い記録などから、杭は支持層に到達していることを確認しており、安全性に問題はないとしているが、旭化成建材に対し、データ流用の経緯などについて、説明を求めている。