「万死に値する」と謝罪 柿沢未途被告に懲役2年求刑
東京都の江東区長選挙をめぐり、公職選挙法違反の罪で起訴された元衆議院議員の柿沢未途被告の裁判で、検察側は1日、柿沢被告に懲役2年を求刑しました。
元衆議院議員の柿沢未途被告は、支援する前区長の木村弥生被告が出馬した去年4月の江東区長選挙をめぐり、区長選前に地元区議らに対しあわせておよそ220万円を配り、買収するなどした罪に問われています。
1日の裁判で検察側は、「金の力にものを言わせることにより、自らの権力・利益を追求するもので、自己中心的かつ身勝手な動機」「まさに『柿沢プロデュースの選挙』で、主導的に関与した」などと指摘し、柿沢被告に懲役2年を求刑しました。一方、弁護側は、柿沢被告が議員辞職し、反省の態度を示しているなどとし執行猶予付きの判決を求めました。
柿沢被告は最後に、「期待を大きく裏切ることになり有権者の皆様に大変申し訳なく、万死に値する」などと述べました。判決は、今月14日に言い渡されます。