ノロウイルス増加の兆し 去年発見の新型も
いよいよ冬本番へ。これから特に気をつけたいのが、ノロウイルスなどによる「感染性胃腸炎」だ。
国立感染症研究所によると、1医療機関あたりの患者数が、42週(10/12~10/18)は3.3人だったのが、46週(11/9~11/15)は6.88人と、この1か月の間に約2倍に増えているという。
感染性胃腸炎の原因の一つとなるノロウイルスは、去年、新しい型が見つかっている。多くの人が免疫を持っておらず、感染しやすいとみられている。
感染を防ぐにはどうしたらいいのか。医師は、「よく手洗いをすること」「吐物や便の処理をするときに気をつけること」などが大切だと話す。また、アルコールでは完全に消毒することはできないので、次亜塩素酸という消毒剤を使って処理することも有効だという。