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富士山“降灰”で訓練 ホイールローダーも

2015年12月5日 15:50
富士山“降灰”で訓練 ホイールローダーも

 富士山が噴火した場合、大量の降灰が予想される神奈川県西部の大井町で、5日、防災訓練が行われた。

 訓練では、富士山の火山灰が積もり孤立する恐れのある山あいの住民が火山灰用の防じんマスクの付け方を教わって装着し、バスで麓の小学校に避難した。

 また、今年の秋、警察の機動隊に配備された「ホイールローダー」と呼ばれる特殊車両が、降灰による土石流やがれきを撤去。機動隊員が車に取り残された人を救助した。

 富士山が噴火した場合、神奈川県西部では最大で30センチ以上の降灰が予想されるため、県は訓練を繰り返して住民の防災意識を高めたいとしている。