汚染水濃度約4千倍 福島原発地下トンネル
福島第一原発の「廃棄物処理建屋」周辺にある、地下トンネルにたまった汚染水の放射性セシウムの濃度が、1年前の約4000倍に上昇していることがわかった。
地下トンネルは、高濃度汚染水がある廃棄物処理建屋とつながっているが、流入を止める処理が既に行われており、濃度上昇の原因は不明。東京電力は、汚染水の外部への流出はないと説明している。
これについて、菅官房長官は記者会見で、「原因は調査中」とした上で、トンネルは周辺の地下水よりも低い位置にあることなどから、「外部への流出や、汚染の影響はない」と説明した。
東京電力に対し適切に対応するよう指示したという。