陸自ヘリ 機体の引き揚げに向け作業再開 天候など見極め判断か
沖縄県宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、機体の引き揚げに向けた作業が2日朝に再開されました。天候などを見極めて、機体の引き揚げを行うか判断するものとみられます。
防衛省から委託され、機体の引き揚げ作業を行っている民間のサルベージ船などは、1日に続いて2日も午前8時ごろから作業を再開し、高性能なカメラやアームなどがついている無人潜水機を海へと下ろしました。
1日までに機体を包み込んでつり上げるため海底に敷かれたネットの上に機体を移動させる作業が行われていて、現場の波や風など天候の状況をみながら引き揚げを行うかどうか判断することになります。
一方、現場の海中では1日夕方、隊員とみられる1人が引き揚げられ、その後、死亡が確認されていて、この事故の死者は6人となっています。