陸自ヘリ“引き揚げ”へ作業再開 サルベージ船「新世丸」から無人潜水機が海中へ…現場海域は3日頃までやや風強く
沖縄県宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、4月30日に悪天候のため中止された機体の引き揚げに向けた作業が、5月1日、再開されました。宮古島市の池間島から関口絢子記者が中継。
後方に見えるのが機体の引き揚げをする民間のサルベージ船です。4月30日は波が高かった影響で、引き揚げに向けた作業が中止となっていたんですが、5月1日は前日よりやや波も落ち着き、朝から活動が再開され、今もまさに作業中という状況です。この日の引き揚げに向けた作業では、サルベージ船「新世丸」から高性能のカメラやアームなどがついた無人潜水機が海中へ下ろされ、船の後方部分からはワイヤの様なものが海へと下ろされているのが確認できました。
4月29日には大型のネットが海底へと下ろされていて、準備が整い次第、このネットを使って機体を引き揚げるものとみられます。
現場海域の天候は5月3日頃まで風がやや強く、波も高い状態が続く予想で、こうした天候を考慮しながら引き揚げのタイミングを検討することになります。