ひとり親「児童扶養手当」第2子以降増額へ
「ひとり親」に支給されている「児童扶養手当」について、政府は、第2子以降の支給額を2倍にする方向で最終調整している。
「児童扶養手当」は、一定の年収以下のひとり親に支給される手当だが、厚生労働省は、来年度からこの支給額を増やす方向で財務省と最終調整に入った。具体的には、1人目の子どもに対する支給額、ひと月最大で4万2000円は変わらないが、2人目は、現状の5000円を1万円に、3人目以降は現状の3000円を6000円にそれぞれ倍額にする方針。
児童扶養手当をめぐっては、ひとり親家庭や子どもを支援する団体などから増額を望む声があがっていた。来年度、増額されれば、2人目の増額は36年ぶり、3人目以降の増額は22年ぶりとなる。
ただし、現在「18歳まで」となっている対象年齢の「20歳まで」への引き上げは見送られる情勢。