NHK子会社社員2人 2億円着服か
NHKの子会社は17日、社員2人が会社の金約2億円を着服した疑いがあると発表した。
NHKの子会社「NHKアイテック」は、17日に会見を開き、40代の男性社員2人が実体のない会社に放送関連の工事や調査業務などを架空発注する手口で会社の金を着服した疑いがあることを明らかにした。
男性社員2人は今年10月までの約6年間で計500数十件、総額約4億円分工事などを発注していたが、このうち、約2億円を着服していた疑いがあるという。社内の調査に対し、2人は不正を認めているという。
今回の不正は東京国税局の調査によって発覚したもので、NHKアイテックは、国税局の調査に協力するとともに2人の処分と刑事告訴を検討しているとしている。