福井・高浜原発の避難計画 政府が了承
原発の新しい規制基準に適合すると認められた福井県の関西電力・高浜原発について、事故の際に住民をどう避難させるかを定めた避難計画が18日、正式に了承された。
福井県の高浜原発は、新しい規制基準に適合すると認められた一方で、事故が起きた際、福井県、京都府、滋賀県で対象となる約18万人をどう避難させるかがと課題となっていた。
安倍首相「具体的かつ合理的であると、これを了承しました」
18日に政府が正式に了承した避難計画では、夏場、海水浴客が多い周辺地域には多くのバスを配備するなど、避難の際の手段や経路が定められている。しかし、計画に沿った訓練は今のところ行われておらず、実効性の面などで課題も残っている。
高浜原発をめぐっては、再稼働を認めない仮処分を決定した福井地裁に、関西電力が異議申し立てを行っていて、今月24日にその判断が示されることになっている。