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川内原発 再稼働後初の防災訓練

2015年12月20日 21:08
川内原発 再稼働後初の防災訓練

 新たな規制基準のもと、全国で初めて再稼働した鹿児島県の川内原発で、重大事故を想定した大規模な訓練が行われた。

 訓練には、150の機関や住民など約3600人が参加した。震度6強の地震が発生し、川内原発1・2号機が自動停止。2号機の全ての電源が失われ、放射性物質が放出されたとの想定。

 避難計画に基づいて原発から半径5キロ圏内の住民と30キロ圏内の住民が段階的に避難。放射線量や風向きに応じて30キロ圏内の住民の避難先を決める県独自の調整システムも初めて活用された。

 一方、県の対策本部と現地の連携不足で通信が途切れ、一時的にテレビ会議ができないトラブルもあった。