転落、転倒、誤飲…2歳以下の事故に注意を
子どもの事故の中で2歳以下の幼児の事故が目立つとして、国民生活センターがその傾向を初めて分析した。
国民生活センターによると、医療機関ネットワークには去年11月までの約5年間に12歳以下の事故情報が約2万3800件寄せられ、そのうちの半数以上にあたる約1万2500件が2歳以下の幼児の事故だった。
事故の傾向を分析したところ、転落、転倒、誤飲が多く、このうち転落事故を年齢別に見ると、0歳は大人用ベッドからの事故が多く、1、2歳は歩けるようになるため階段からの転落が増えるなど、発達に伴って事故の特徴が変化することが分かったという。
5か月の女児がベッドと壁の隙間に挟まるように転落して重篤になった例や、歩けるようになった1歳の男児が、お湯が残っていた浴槽に転落して死亡した例が示された。
国民生活センターは保護者に対し、子どもの発達に応じた行動の変化を事前に想像して事故に注意するよう呼びかけている。