去年の難民申請者数、過去最高に~法務省
法務省は去年1年間に日本で難民として認めるよう申請した難民申請者の数が、過去最高の7586人にのぼったと発表した。
法務省によると去年1年間に難民申請をした人の数は2014年より2586人増え、過去最高の7586人となった。ネパール、インドネシア、トルコなどアジア出身者の申請が多くなっていて、シリア国籍の申請者は4人だった。
申請者のうち難民として認められたのは27人で、他にも79人については人道上の配慮から日本への在留が認められた。
難民申請急増の原因について法務省は、申請後、半年間がたつと日本で働けることを悪用した就労目的の「偽装難民」による申請も増えていると分析している。法務省は「偽装難民」対策として、同じ理由で難民申請を繰り返す場合は日本での就労を認めないなどの対策を打ち出している。