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“辺野古”代執行訴訟 裁判所が和解勧告

2016年1月29日 19:37
“辺野古”代執行訴訟 裁判所が和解勧告

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立て承認の取り消しを巡り、国が沖縄県を訴えた裁判の3回目の口頭弁論が開かれ、翁長知事と稲嶺名護市長の尋問の実施が決まるとともに、裁判所は国と県の双方に和解を勧告した。

 この裁判は、翁長知事が行った名護市辺野古の埋め立ての承認の取り消しは違法だとして国が沖縄県を訴えているもの。

 29日に福岡高裁那覇支部で3回目の口頭弁論が開かれ、次回以降の弁論で沖縄県側が申請していた翁長知事と稲嶺市長の尋問を行うことが決まった。裁判は2人の尋問を経て来月29日に結審する。

 一方、裁判所は国と県の双方に対し、和解を勧告した。閉廷後、翁長知事は記者団に対し、裁判所から2つの和解案を提示されたものの、裁判長の指示で公表できないとした上で、勧告に応じるか検討していく考えを示した。