天皇皇后両陛下 国際稲研究所を視察
天皇皇后両陛下は29日、フィリピンでの最後の訪問先として、国際稲研究所を視察された。
29日午後、国際稲研究所(=IRRI)を訪問された天皇皇后両陛下は試験的に稲を育てる水田などを見てまわられた。
IRRIはフィリピンに本部を置く稲を専門に研究する国際機関で、「緑の革命」といわれるコメやムギの増産に役割を果たしてきた。日本は資金の提供や、研究者の派遣で貢献しており、近くまで行くならという両陛下の希望により、訪問されることになった。
両陛下は、気候変動による影響や、干ばつや水害に強い稲についての説明を受け、天皇陛下は「いろいろな気候に適応できる品種を作ることが大事なんですね」と感想を述べられていた。
両陛下は30日、日本に帰国される。