辺野古移設めぐり沖縄県が国と2件目の裁判
沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県は、国を相手取った2件目の裁判を起こした。
この裁判は、沖縄県知事による辺野古の埋め立て承認取り消しの効力を停止した、国土交通相の決定の取り消しを求めるもので、1日午後、沖縄県側の弁護士らが福岡高裁那覇支部に訴状を提出した。
去年12月に、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」が沖縄県の不服審査申し出を却下したことを、不服として起こしたもの。
沖縄県はすでに、国土交通相の決定取り消しを求める抗告訴訟も那覇地裁に起こしていて、国が沖縄県を訴えたいわゆる「代執行」訴訟を加えると、辺野古の埋め立てをめぐり国と沖縄県との間で3つの裁判が同時に行われる事態となった。