野球の試合前に男が…東京ドームでテロ訓練
伊勢志摩サミットが約3か月後に迫る中、警視庁は9日、東京ドーム(東京・文京区)がテロリストに狙われたという想定で訓練を行った。
訓練は、プロ野球の試合開始前、東京ドームに爆発物と拳銃を隠し持ったテロリストの男が侵入しようとしたという想定で行われ、約400人が参加した。男は入場を制止されると、爆発物が入ったリュックサックを投げ捨て、女性を人質に取って逃走を図る。それを銃器対策部隊などが制圧し、その後、職員らが観客を避難誘導するとともに爆発物処理班がリュックを回収した。
警視庁は5月に迫った伊勢志摩サミットを見据え、大勢の人が集まる民間施設でのテロ対処能力の向上を図っていく考え。