伊勢志摩サミット控え、都内でテロ対策訓練
5月に迫った伊勢志摩サミットを控え、警視庁は15日、都内の各地でテロへの対策訓練を行った。
テロの未然防止に向け、東京・板橋区のホームセンターではテロリストが買い物客として爆発物の原料になりうる肥料を大量に購入したという想定で訓練が行われた。店員らが男への対応や警察への通報の手順を確認した。
一方、港区の迎賓館では、一般公開で民間人が多数いるなか、爆弾や拳銃を持ったテロリストが客を装い館内に侵入し、人質をとって立てこもったという想定で訓練が行われた。
テロの初動対応にあたる銃器対策部隊が出動し、最後は警備犬がテロリストを取り押さえた。
警視庁はサミットに向けて訓練を重ね、テロ対処能力の向上を図っていく方針。