警視庁 クルーズ船使ったテロ対策訓練
フランスで起きたテロの影響で国内でも警戒が強まる中、警視庁は19日、東京・日の出ふ頭で実物のクルーズ船を使い、テロ対策訓練を行った。
訓練は、ふ頭に着いたクルーズ船にテロリストが2人潜伏しているとの想定で行われた。機動隊の銃器対策部隊がテロリストを背後から制圧、不審物を持ったもう1人を警察犬が取り押さえ、爆発物処理班が不審物の回収を行った。
また、午後には警視庁や自衛隊が、東京・府中市の警察大学校で民間企業と合同でテロ対策会議を開いた。高橋清孝警視総監は、フランスで標的にされた警備が手薄な商業施設などの「ソフトターゲット」について、管理会社と連携して防犯カメラの増設や警備員の増員などを進めていく必要があるとの認識を示した。